VPSと言えば「ConoHa VPS」や「さくらのVPS」が人気ですが、NTTグループなのになぜかマイナー扱いのIndigoでWordpressを動かしたらどうなの?という記事です。
・・というか、このブログはIndigo(1G)で動いております。
個人的には「案外いけるやん」と思いましたが、いかがですか?
Apache+MariaDBで構築したドノーマルの環境で、このぐらいのレスポンスは出せるようです。
目次
Indigoのメリット
1GBプランで破格の安さ
WebArena Indigo | ConoHa VPS | さくらのVPS | |
---|---|---|---|
月額 | 349円 | 968円 | 807円 (石狩) |
メモリ | 1GB | 1GB | 1GB |
CPU | 1コア | 2コア | 2コア |
SSD | 20GB | 100GB | 50GB |
人気のVPS2社と比較してみました。
CPUのコア数やSSDの容量に差があるので一概には言えませんが、半額ぐらいのインパクトはありますね。これよりも安いと言っても、メモリが1GB以下の他社プランだと、テスト以上の利用は厳しいと思いますので、実用できるプランで最安と言って良いと思います。
安心のNTTグループ
IndigoはNTT PCコミュニケーションズという会社が運営しています。
Indigoは格安プランですが、NTT-PCはデータセンターも多数保有する大手企業です。VPSやレンタルサーバーを運営している会社の中には、データセンターは自社で持たない会社も多い中(例えば、Wordpressサーバーで評判の高いXServerは、さくらインターネットの設備を使っています)自社運営しているのも、安さの秘密なのかもしれません。
ファイアーウォールが最初から有効
Indigoには標準でファイアウォール機能が有効になっていて、導入状態ではSSH接続しかできません。VPSであればOSでもファイアウォールが設定可能ですが、最初閉じた環境で構築できるのは安心感があります。設定画面もIndigoになってからわかりやすくなりました。
そこそこ速い
同じサーバーを共有している他VPSユーザーの影響で差が出る話にはなりますが、少なくとも筆者の借りているVPSはそこそこ速いです。
構築したサーバーに速度測定ソフトを入れて測定したところ
ダウンロード:97~98Mbps
アップロード:64~109Mbps
(金曜日の22時頃測定)
程度は出ていました。
WordPressサイトを運営する場合は、サーバーからデータが出ていく「アップロード」が主になると思いますが、10回測定して60Mbps台が出たのは1回だけで、大体は100Mbps以上出ていましたので、ほぼ理論値の回線速度が出ているという印象です。
Indigoのデメリット
スケールアップができない
これが一番のネックかもしれません。将来アクセス数が増えてサーバーの増強が必要になった場合は、新たにサーバーを借りて構築し直す必要があります。他社VPSであれば、今使っているサーバーのままで増強が可能です。
うちのような万年閑古鳥なサイトは関係ないですが(涙
オプションが少ない
他社サービスであれば高速WordpressのKUSANAGIが使えたり、CDNや複数VPSをローカルネットワークで接続出来たりしますが、Indigoにはそのようなオプションは何もありません。
まとめ
スケールアップができないという大きなデメリットはあるものの、価格とスペックを考えるとデメリットを上回るメリットがあるサービスではないと思います。
特にこれからVPSを使ってみようと思う人にとって、ワンコイン以下で始められるのは気持ち的にも敷居が下がります。
少しパソコンが得意な人で、これからWordpressでブログを運営してみようと考えている方なら、あえてVPSではじめてみるのも良いと思いますよ。
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