WordPress用のレンタルサーバーとして「エックスサーバー」と「mixhost」を比較

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※【改悪?】2017年12月5日 エコノミープランの新規受付が終了しました。一番安いスタンダードプランが880円/月とのこと。それでもエックスサーバーよりは20円安いですが、20円だと乗り換える気にはならないですよね(^_^;)

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平素はmixhostをご利用いただきありがとうございます。 mixhostでは、より快適なサービスをお客様にご…

2002年に初めてonevoice.jpドメインを取得して、しばらくはWEBサーバーとメールサーバーを自宅サーバーで運営していましたが、その後バリュードメインのレンタルサーバー「コアサーバー」に移転、更にコアサーバーの下位サービスにあたる「バリューサーバー」に移転したのが今の状況です。

今あるWEBコンテンツは静的コンテンツのみだし、メールも基本転送なのでバリューサーバーで全く困る事なく暮らしておりましたが、この度WordPressでサイトを立ち上げようと決めて、いざバリュードメインのサーバーにWordPressをインストールしてみると

何から何まで重すぎで使えない!

バリューサーバーは格安を売りにするレンタルサーバーなので、バリューサーバーのスペックに非があるとは思いませんが、それにしてもWordPressの運用にバリューサーバーのスペックでは負荷が高すぎるようです。

そこで新サーバーへの移転を考えはじめて、色々と調べてみたところ、WordPress運用で評判の良いレンタルサーバーとして移転候補に上がったのが「エックスサーバー」「mixhost」の2つでした。

ミニマムスタートなら明らかにmixhostが有利

エックスサーバー
(x10)
mixhost
(エコノミー)
月額費用 900円
(3年契約)
480円
(1年契約)
初期費用 3,000円 無料
無料お試し期間 10日間 30日間
ディスクスペース 200GB(SSD) 10GB(SSD)
独自SSL 無料 無料
データベース(MySQL) 50個 無制限
URLアドレス 独自ドメイン 独自ドメイン
ディスク冗長化 RAID10 RAID1 または10
WordPress自動インストール  ○  ○
メールサポート
電話サポート ×

まずは基本サービスを比較してみました。
今のところアクセスなんてほとんどないサイトなので、プランは一番安いので十分です。表を見る限り料金面はmixhostが優位で、特に初期費用無料と30日間のお試しは、導入を迷っている人の背中を押してくれそうです。唯一気になるところでは、ディスク容量が10GBしかないことですが、うちの場合は今使っているレンタルサーバー(バリューサーバー)が3GBぐらいしか使用していないので、まず問題ないでしょう。

スペック表だけで判断して良いのか?

mixhostはユーザーの評判も良いようなので、恐らく大丈夫だろうとは思いながらも、導入した後に障害連発で「安かろう」「悪かろう」な気持ちにはなりたくありませんので、mixhostのネットワーク環境について、エックスサーバーと合わせていくつか調べてみました。自分の仕事柄「障害」という言葉にすごく敏感なので、「どれだけ障害に強い設計なのか」というところに焦点を当てた、ちょっと神経質な記事です(汗)

自分でもそんなニッチな話、誰の気にするのか?と一瞬思いましたが、せっかく書いたので続けます(笑)

mixhost、エックスサーバーのバックボーンについて

mixhostのバックボーン(回線の太さ)については、現在のホームページには記載がないようですが、検索して調べた限りでは、2016年の開設当時「732Gbps」という公表値が出ていたようです。
mixhostのサーバーのIPアドレスから収容先を調べてみると、mixhostは「さくらインターネット」のデータセンターに設備を借りて運営していて、当時のさくらインターネットが「バックボーン722Gbps」と公表していたようなので、さくら722Gbps+他10Gbps=732Gbpsということころでしょうか?
更に言うと、mixhostはさくらインターネットの石狩データセンターが主なホスティング先です。

ちなみに、これが石狩データセンターです。

石狩データセンター|さくらインターネット
さくらインターネット株式会社はクラウドコ...

こんなところで仕事がしたいです(笑)

さくらインターネットのバックボーンはここに説明がありました。

快適なバックボーン | データセンター | さくらインターネット
さくらインターネットのデータセンター、快適なバックボーンについてご紹介します。さくらインターネットは、国内最大級のバックボーンを持つデータセンターから価値あるサービスを提供しております。

さくらインターネットはこの手の情報をしっかり公開してるので良いですね。

この資料から考えると、mixhostの実質のバックボーンは40Gbps(KDDI)+10Gbps(OCN)の合計50Gbpsということになると思います。接続先が2系統しかないのは対障害性で言うと少し弱いのかもしれません。

ちなみに、対抗馬のエックスサーバーについても調べてみました。
エックスサーバーも自前でデータセンターを持っている訳ではなく、mixhostと同じ「さくらインターネット」の設備を借りて運営しているようです(ホームページにもバックボーン722Gbpsの記載あり)、ただし、mixhostが石狩データセンターを主な収容先にしているのに対して、エックスサーバーは大阪データセンターが主な収容先のようです。
(単純に本社が大阪だからですかね?)
先程の図の通りであれば、大阪データセンターのバックボーンは40Gbps(IIJ)+20Gbps(KDDI)+20Gbps(NTTCom)の合計80Gbpsで、更に大阪データセンターにはIXとの接続点もありますので、同じさくらインターネット収容とは言え、バックボーンはエックスサーバーの方が上だと思います。

大規模な接続障害、Googleが謝罪 「ネットワークの誤設定」原因
8月25日に発生したネットの大規模障害について、米Googleが謝罪。同社がネットワークの設定を誤ったことが原因という。

先月発生した、このぐらいの大障害になると差が出そうです。

mixhost、エックスサーバーの無料SSL証明書について

mixhostは独自ドメインのSSL証明書が無料で発行できます。mixhost自身で独自ドメインの販売をしていないので、他社から購入する必要があるものの、逆に言えば設定途中で自社販売ドメインのページに誘導される事もなく、格安のレジストラから取得した独自ドメインを使って、簡単にHTTPSサイトが運用可能です。

HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
Google フレンドリーなサイト制作・運営に関するウェブマスター向け公式情報

GoogleがHTTPSサイトを優先してインデックスするというニュースもありますし、無料でできるなら是非しておきたいところ。

そこで、実際mixhostでHTTPSサイトを構築した場合、どのぐらいのセキュリティレベルなのか
Qualys SSL Labs」というテストサイトでテストしてみました。

mixhostのテスト結果です。

テスト結果からすると、mixhostのSSL証明書は、公式ホームページの記載どおり「Comodo社」のSSL証明書を採用していて、複数ユーザーで1つの証明書を共有する「SNI証明書」が使用されています。WEBサーバーのSSLセキュリティレベルは、ほぼ最高ランクの「A」です。
個人で自宅サーバーやVPSにWEBサーバーをインストールして、デフォルトのままSSLを有効にしたぐらいだと
「C」ランクぐらいしか取れないので、気軽に有効にできて、かつセキュリティレベルも高いというのはありがたいですね。
一つだけ問題点として、この「SNIサーバー証明書」が適用されたホームページは、SNI対応のブラウザで閲覧する必要
があるため、WindowsXPやAndroid2.x搭載のAndroid携帯、iPhone3Gなどではアクセスできないそうです。

WindowsXPやAndroid2.x搭載のAndroid携帯、iPhone3G・・・まあ問題ないですね(笑)

エックスサーバーのテスト結果。

エックスサーバーのSSL証明書は「ISRG」という非営利団体が運営する「Let’s Encrypt」というSSL証明書が利用されていました。mixhostと同じSNI仕様、SSLセキュリティレベルも同じく「A」と優秀ですね。
「Let’s Encrypt」は「Comodo」と違って無償で取得できるSSL証明書ですが、出資会社の中には、WordPress.comを運営するAutomattic社なども含まれていているれっきとした団体ですので、全く問題ないと思います。

というわけで、HTTPSサイトの安全性についてはmixhostもエックスサーバーもほぼ同レベルです。

DNSサーバーの冗長性

まず、DNSとはなんぞや?という方は、下記ページがわかりやすいです。

DNSとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
用語「DNS」の意味を何となく説明しています。

要はWEBサーバーが生きていても、DNSサーバーが落ちるとWEBサーバーにアクセスできなくなるので、実はかなり重要なサーバーだということです。このDNSサーバーの設定を調べました。

mixhostで使用しているDNSサーバーは以下の5台です。

ネームサーバー1 ns1.mixhost.jp
ネームサーバー2 ns2.mixhost.jp
ネームサーバー3 ns3.mixhost.jp
ネームサーバー4 ns4.mixhost.jp
ネームサーバー5 ns5.mixhost.jp

昔は2台が普通でしたが、最近は5台ぐらい準備しているパターンが多いですよね。

そしてその5台のDNSサーバーが、どこにホスティングされているか調べた結果がこちら。

ネームサーバー1 ns1.mixhost.jp→Google
ネームサーバー2 ns2.mixhost.jp→Yahoo
ネームサーバー3 ns3.mixhost.jp→さくらインターネット
ネームサーバー4 ns4.mixhost.jp→Amazon
ネームサーバー5 ns5.mixhost.jp→Google

上記の通り、mixhostのはGoogle、Yahoo、さくら、Amazonの計4箇所にDNSサーバーを分散させています。DNSサーバーの運用にはかなり力を入れている印象です。これだけ分散していれば、DNSのダウンはほぼないと思います。

対してエックスサーバーのDNS設定はこちら。

 

ネームサーバー1 ns1.xserver.jp→さくらインターネット
ネームサーバー2 ns2.xserver.jp→さくらインターネット
ネームサーバー3 ns3.xserver.jp→さくらインターネット
ネームサーバー4 ns4.xserver.jp→さくらインターネット
ネームサーバー5 ns5.xserver.jp→さくらインターネット

5台すべてがさくらインターネットにホスティングしてあるので、万が一さくらインターネットが全断した場合はエックスサーバーのWEBサーバーは全断になります。

「WEBサーバーが全部さくらインターネットにあるんだから、さくらが全断した時にDNSだけ生きてても意味なくない?」

と思われるかもしれませんが、DNSサーバーさえ生きていれば、万が一さくらインターネットに長時間障害が発生した場合でも、DNSの設定を変更する事で、さくら以外に設置しているバックアップサーバーに切り替えたり、メンテナンスページに転送することが可能です。

まあ、こんな状況が起こるとは思えませんが、そこに拘るのがプロかなと(笑)

というわけで、DNSサーバーの信頼性はmixhostが上だと思います。

まとめ

  • ネットワークのバックボーンはエックスサーバー
  • 無料SSL証明書とWEBサーバーのセキュリティは同等
  • DNSサーバーの冗長性はmixhost

 

以上、WordPressの処理が速い!とかコアな情報は全くない記事で大変失礼いたしましたm(__)m

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